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BCPと損害保険
- Kiyomasa Mori
- 4月10日
- 読了時間: 2分
今回はBCPと損害保険についてお話しします。 経営資源、資産の損害のリスク対策として保険による転嫁が挙げられます。中小企業がリスク管理や問題解決を行う上で保険という手段は非常に有効で大事な要素でした。私自身も保険代理店を23年していましたので、そういった場面に多く遭遇し、解決をしてきました。 またBCPの支援をしていると当然、現在の経営資源、資産から損害発生時の被害金額を割り出し、そのリスク発生原因から保険がどの程度有効であるかも確認します。この保険商品の機能が有効に活用できれば、被災後の事業継続を後押しする武器として非常に重要です。
ただ最近の報道では、災害による保険金支払いが多くなったことで保険会社の経営をひっ迫させ、ついに保険の引き受けにも影響が出始めたとのこと。
それでは保険の引き受けができないとされた資源や資産をどのように保護するのか?
これはリスクの予防や移転といった方法が取られますが、実際にどのように保護や移転を行うかが難しいところです。そこでBCPの事前対策で経営資源の保護やリスク(被害)の軽減を行うことになります。
現状では保険というリスクファイナンスとBCPでのリスクコントロールと言う両輪でリスク対策を行うことが最も適切なリスク対処方法となります。
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