認知バイアスとBCPへの取り組み意識
- Kiyomasa Mori
- 2024年8月12日
- 読了時間: 2分

中小企業に置いてBCPへの取り組みを実践するのは主に経営者や経営層が中心となって取り組むべきだが、人的な負担が大きく、策定までは出来てもそこからの実践的な活動に結び付くことが難しい状況にある。ただBCPへの取り組みが進まない理由として上記にある認知バイアスによる阻害も考えられる。平時の生活では災害に関して考えを巡らせる時間は少なく、意識して生活することはまれである。台風やコロナなどはメディア媒体等で目にすることは多く、また予見可能なことでもあるので、それなりの対策は進められているが、こと地震についてはその被害規模や発生後の状況を未だイメージできない。東日本大震災での出来事さえも既に記憶から薄らいでいる状況にある。それは人間自体が持っている認知バイアスが大きく関係していると言われている。
そもそも認知バイアスには多くの種類があり、災害についてだけでなく、我々の平時の活動にも大きく関係している。業務中のミスや経営戦略にも関わることでもあるが、これらの認知バイアスを意識することがミスやリスクの発生を防ぐことにつながることはお分かりになると思われる。
現在、南海トラフ地震臨時情報が発令されている状況下で、多くの人が飲料水や非常食を買い求めているが、この行動自体は災害発生による生活への不安がそうさせることで、正常な反応であると思われる。しかしながらこの反応自体、時間が経過することでその意識が低下していくことになる。また、現状での取り組みで対応できるという認識は何を持ってその『根拠のない自信』を産み出しているのか、ここに目が向かないこと自体が問題であり、これまで会社を経営し、積み上げてきたと自信を持っている人に程、その傾向が現れるのではないだろうか?
今一度、人が持っているこの認知バイアスを見直すことで災害への備え、BCPについて考え直す契機にしてもらいたい。
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