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災害は常識や思い込みが通用しない非日常的な事態

近年の日本国内での災害の記憶をたどると阪神淡路地震から東日本大震災や熊本地震、能登半島地震が挙げられますが、

その他にも局地的な地震や大規模な水害、土砂災害などの発生が全国各地で起こっています。そのたびに災害への備えが叫ばれますが、その熱意やムーブメントはすぐに冷めてしまいます。まさに「のど元過ぎれば…」という人間が持つ認知バイアスと多忙な日常生活、

売上至上主義の企業活動が災害への危機意識や被災者の悲しみを遠い世界のこととしてしまいます。

我々はこれまでに人間が人間らしく生きていける社会を積み上げてきました。物流やIT技術によってグローバルな世界を日常の中に

感じることができる素晴らしい社会、地域社会は世界とつながり、遠く離れた国の食品を近くのスーパーやコンビニですぐに手にする

ことができる、そのような社会を作り上げてきました。

日本においてはインフラの普及が進み、ほとんどの地域で蛇口をひねれば水が出て、スイッチを付ければ電気がついて、

スマートフォンがあればどこででも通話ができます。これが我々の日常です。

 

この日常を一変させ、常識や思い込み、生活様式が通用しない事態になるのが災害です。

積み上げてきた生活や事業活動がいとも簡単に崩れてゆく、理不尽な出来事が災害なのです。

人が作り上げてきた思い上がりをあざ笑うかのように、大事なものを奪い去るのが災害なのです。

 

南海トラフ地震や首都直下型地震など、今後発生が予想されている大規模災害に対して我々は座してその理不尽をただ受け入れるのか、それとも大事なものを守るため抗うのか、その選択を今、迫られているのです。

いつ、どこで大規模な災害が起こるかわからない世界に我々は生きているのだということを今一度認識し、その対応に備えなければ

なりません。そのためにSTFは活動を続けています。

STF​ 森 清正

BCPによくあるお問い合わせ例

Q.BCPとは何ですか?

A.BCP 事業継続計画とは災害などにより事業が中断・阻害した場合に、事業の維持、復旧を行うための取り組みが計画された文書です。

Q.具体的にどのように維持、復旧を行うのか?

A.事業活動が中断、阻害されるようなインシデント(災害、事件、事故等)が発生した場合に、優先事業活動をあらかじめ決めた時間までに維持、復旧するための活動や対策を発生前、発生時、発生後で取り組むことで維持、復旧を行います。

Q.BCPに取り組むメリット、効果とは何ですか?

A.BCPに取り組みメリット、効果は平時から非常時に活動できる組織を構築することで、組織の連携、連帯、協力関係を強化できることです。

Q.BCPはどのように策定するのですか?

A.自社都合やステークホルダーの要求事項を満たすために事業の復旧時期、必要な資源を特定、想定される災害リスクの分析をおこない事業継続戦略を決定、戦略に基づき非常時の活動手順を文書化し、事前対策や演習、訓練を実施し策定します。そのためには組織による運用体制が必要となります。

Q.以前、他の専門家と策定したBCPの見直しもできますか?

A.もちろん見直しは可能です。不足する情報や取り組み活動を見直し、継続的に改善を行うことができます。

Q.BCPを作成するためにかかる時間や費用はどのくらいですか?

A.BCPを作成するためにはかかる時間は社内組織を構築し、平時の業務として取り組める環境を作れるかによって変わります。担当者が作成自体をコンサルタント任せにすれば時間がかかりますし、提示したワークに取り組んでいただけなければ先に進むことができません。またその取り組む環境や取り組み方によって策定までの時間が変わるので費用も変わってきます。まずはヒヤリングを実施し、プログラムを作成、お見積りさせていただきます。

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